スロット”る”(笑)立ち回り考察

5号機ノススメ

 「BIGの出玉が少なすぎる」

 「なかなか当たらない」

 「だらだらして退屈…」

 「一日打ち切って+1000枚ちょっとじゃ…」

などなど…

  なかなか手厳しいご意見が多いです。でも、来年の6月末で現存する4号機はすべて撤去となる(…ここは当局にももうちょっと考えて欲しいところですがね。例えば、ホール全体の 10%程度までならみなしで設置を認める、とか)のです。積極的に、とはいかなくても、今から少しづつでもカラダを  鳴  慣らしておいた方がいいですよ。

 ということで、5号機をちょっと考察。

 

・BIGの出玉が少なすぎる

 4号機のBIGは、1セット最大8回当選のJACゲームを1〜3回消化、もしくは小役ゲームを30G消化で終了、という規定だったため、小役ゲーム中の成立役に15枚役をメインとすることにより、最大771枚(711枚、ではなく。小役ゲームも1枚がけで消化することにより771枚獲得出来る機種が いくつか存在した)を獲得することが出来ました。その後、4号機の出玉規制により、大量獲得BIGが認められなくなっても、最低でも400枚前後の獲得枚数が確保できました(リプレイはずしや小役回収等の技術介入必須)。
 ところが、5号機のボーナス終了条件は「(最大)465枚の払い出しで終了」というものに変わりました。…465枚ならいいじゃん、と思ったあなた、あさはかです。「払い出しが」ですので、実際の純増枚数はどんなにがんばっても350枚に届かないのです。はっきり言って物足りない…。これが、5号機が最大に嫌われている一因でしょうか。…あ、BIGを1枚がけで消化すればいいのか。でも、そうすると短時間での試打での割数で引っかかってしまうのかな。とにかく、現行の5号機で1BIG最大でも350枚の機種がほとんどですね。

 でも、ちょっとまって。

 確かに1BIG7000円分程度のコインしか出ないのは不満です。が、通常ゲームのベース(コイン持ち)に差があるのです。それをちょっと考慮してみましょう。

 最近のお気に入りの ThunderV special を例に。

 1BIG約345枚の獲得枚数。通常時千円あたり35G(設定4)ですので、1BIGの獲得コインで241.5Gも回るんですね。これは、4号機のノーマルA−400とほぼ同じなのでは? また、ボーナス終了後はほとんどの方は150G程度は様子見で回すでしょう。およそ214枚のコインを消費するのですが、ということは、残り131枚。標準的なノーマルA−400で考えると150G消化した時点での残りコインは138枚(1BIG380枚平均獲得、通常時千円あたり31Gで算出)。その差は7枚程度です。
 さらに5号機では付加機能としてボーナス終了後にRTやベースアップAT等を搭載している機種が非常に多く、実は4号機よりもまったりとした出玉性能でありながらも、高設定ほど回せば回すほど素直にコインが増えていくのです。

 4号機のCT機なんかは、250〜300枚 の台なんかもあったじゃないですか。まぁ、その後のCTで一気に出玉を増やして後は現状維持をしていましたが、RTを搭載する5号機も感覚的には似ているのではないでしょうか。

 とにかく、ベースが上がったのだから1BIGの獲得枚数が少ないのは少々目をつぶりましょうよ。

 

・機械割が低い

 確かに…。ThunderV Specialでは設定6で107%ちょいですしね…って、ちょっとまった。4.7号機の燃えよ!功夫淑女で105%ちょい、モグモグの設定5で107%ちょい、悪名高き北斗SEで105%ちょい(各誌シミュレート値。メーカー発表値は108%)なんで、実は4.7号機の機械割と遜色ないんですね。そうすると、いったい何が違うのでしょうか。前述したとおり、ベースがアップされ た(サクラ大戦ではなんと2千円で300G以上回ったことも!?)だけでなく、コイン増加速度も抑えられたので、一発逆転の場面が非常に少なく、比較的設定に素直に穏やかなスランプグラフを描きやすくなりました。同じ107%でも1日単位やもっと短い時間での出玉の幅が、4.7号機の107%よりも小さいのです。モグモグの全国制覇モードや功夫淑女の強チャンス目などから一撃数千枚…という「間違い」が起こりにくくなったのです。

 でも、逆に考えれば、高設定での理不尽な憤死が起こりづらくなった分、4.7号機よりもずっと安定しています(まぁ、o.s.k.会員の中には、持ち前の引きの弱さでエヴァの設定6で憤死した方もいらっしゃったようですが(^^; )。

 また、5号機の規定の盲点を突いたスペックで、早くも117%(完全技術介入時には設定6で120%超までも)という高機械割をたたき出すことに成功した「スパイダーマン」も出てきました。

 意外に5号機の未来もまんざらではないのです。

 

・出目演出が単調になりがちでつまんない

 確かに、出始めの5号機はそうだったかもしれません。ですが、ThunderV Special のように、ダミーV&7を配置し、特殊小役を複数設けることにより、初代をはるかに越えるリーチ目数を実現することが可能です。リール制御に関する制約は増えましたが(後述)、絵柄や役構成ほか、いろいろな部分で4号機よりも規制が緩められている部分があるので、ゲーム性に関しても過度に心配する必要はないとおもわれます。

 

 …まぁ、あんまり褒めちぎってもアレなんで、やっぱり不満な点もいくつか。

 

・リールの視認性を阻害すると考えられる演出の禁止

 リール消灯、前面液晶(もしくはEL-vision)によるリール回転中にリールにかぶさる演出、バウンドストップがこれにあたります。なんか、これぐらいはいいだろぉっ、て感じがするんですがね。

 

・リール制御の制限

 5号機の規定では、1成立役につきリール制御テーブルは1本、となっているようです。よって、4号機のように「ベル成立時の1/16でスベリテーブル選択」などのような、出目演出に規制をかけられてしまっています。まぁ、この辺は特殊構成役を増やすことにより対応できるのでしょうが、中or逆押しだと成立役が一発で見抜ける場合がほとんどです。

 

・技術介入ポイントの大幅な減少

 4号機の3大攻略法だった「設定判別」「リプレイはずし」「小役完全回収」のうち、BIG中のリプレイ(JACイン)はずしが事実上意味を成さないものとなりました。BIGの消化が楽しいのもスロットの醍醐味だったはずなのが、5号機の中ではBIGの消化が楽しいのは…ハニーかな?(そりゃ、演出だけだろ(^^; ) もとい、しいていうなればゴルゴでしょうか。ごくごくまれに特殊15枚役が成立するので、その際に逆押し完璧小役狙いが有効になるのですが、そもそも特殊15枚役成立確率がかなり低く(1BIGで1回出るか出ないか)、またそれを取れなくてもたかだか2枚のロス (ボーナスの終了条件が払い出し枚数になったため)。実益はほとんどないに等しいです。

 まぁ、かわりと言っては何ですが、ボンバーマン、ハニー、スパイダーマンなどに見られる「RTパンクはずし」という新たな技術介入が生まれましたが、これとて知っていればこなすことはそれほど難しくなく、技術介入というよりも知識介入の部類に入るでしょう。

 目指せ!「目押し職人」…としては、もっとビシバシとビタ押しを決めたいのです。

 ま、ここんとこもそのうち新しいアイディアが出るでしょう。メーカーもそれほどバカではないでしょうし。

 

 2006年末に入って、超多彩リーチ目搭載、機械割の大幅アップと技術・知識介入、天井RTやコインが増えるATの実現等、多種多様な、4号機と遜色ないゲーム性の5号機が続々と出始めました。どんなに完璧に作った規定であろうと、抜け道は必ずどこかにあるのです。メーカーはその抜け道を見つけるべく、日々努力をしているのです(一部、努力していない某メーカーもありますが…。ほら、あのぱくりんこメーカーですよ)。
 これからは、もちろん4号機の余命を堪能するのももちろんですが、5号機の新装やイベント時には積極的に狙っていくのも「アリ」だと思います。

 …え? オレ? やっぱり当分メインはジャイパルです(^^;

 

【5号機う・ん・ち・く】

・117%の機械割の実現(スパイダーマン)

 これは5号機の検定試打の盲点を突いたものです。5号機の規定上、成立した小役はすべて回収したものとして計算・試験するそうです。当然RT終了条件の一つである「クモの巣」も、成立した時点で獲得し、RTを終了させるという試験をしています。これを回避する術があれば…そう、実戦では試験以上の出玉率を実現できるのです。

・天井RTは如何にして実現したか

 これも5号機の規定の盲点です。5号機の規定上、RT(リプレイタイム:通常時よりもリプレイ確率が変動した状態。実際にはリプレイ抽選確率をアップさせる)の突入条件は @ボーナス終了後 ART絵柄が揃う です。つまり、素直に考えると「××ゲームに到達するとRTに突入してリプレイ確率が大幅にアップ」というのは、5号機の規定上不可能になります。が、実際にはもう天井RT搭載機がいくつか見られます。どういうことでしょう。
 これは、RT突入条件とRT確率の拡大解約によるところです。

 Thunderを例にとると、リプレイ出現率が低い通常状態が、実は内部的&規定的には「RT中」、リプレイ出現率が高くなるボーナス終了後1000G到達以降が「通常ゲーム」だったのです。まぁ、これを一番初めに考えたのはアルゼではないんでしょうが(その前にすでに他メーカーから出ている)。

 それにしても、なかなか考えたと思いませんか?

<参考>パチスロ知識の泉 内  パチスロの規則
      リプレイについて のところで、RTに関する規定が書かれています。読むと、なるほどな…と思うはずです。

 

【実戦データ】
5号機も結構やるんだぞ! ってなことで、コンドルとサンダーのデータを。
提供者はしん2氏(掲示板の書き込みを使用させていただきました)

クランキーコンドルX(推定6)
総回転数71回 B0R0の台

98G  青7(無音プレミアCC、羽重複、1K)
221G 青7(オーケストラBGMプレミアCC、コンドル重複⇒発生率激低!)
173G 青7(ノーマルCC、羽重複)
14G  CG突入
102G SCG突入
115G 赤7(1枚役重複)
72G  赤7(1枚役重複⇒スタート音遅れでチャンス目から次Gカジノ電光掲示板「7」)
15G  REG(ノーマルCC、4枚役重複)
81G  青7(小役ナビハズレ、単独成立)
35G  赤7(1枚役重複)
211G CG突入
506G CG突入
584G SCG突入
607G REG(羽重複)
228G 赤7(1枚役重複)
324G 青7(ノーマルCC、コンドル重複)
55G  赤7(1枚役重複)
359G 青7(スイカ重複⇒白紙飛行機からスイカ揃い、かなりレア)
74G  REG(ノーマルCC、羽重複)
30G  赤7(いきなりリプレイV炸裂!!単独成立)
315G 赤7(1枚役重複)
33G  赤7(1枚役重複⇒「うひょー!」からリール逆ハサミ停止、これもレア)
93G  REG(ノーマルCC、羽重複)
79G  青7(スイカ重複)
38G  CG突入
137G REG(4枚役重複)
190G REG(ノーマルCC、羽重複)
3G   青7(無音プレミアCC、羽重複)
177G CG突入
411G REG(ノーマルCC、4枚役重複)
100G ヤメ

総回転3845G BIG:16回(1/240) REG:7回(1/549)
投資1K 1541枚(等価)
収支:+29.5K

 

ThunderV Spetial
総回転276G B1 MB0の台

335G MB(ベル重複、2K)
41G  MB(スイカ重複・・・予告音無し、消灯無し、フラッシュ無し)
255G MB(ベル重複、2K・・・ベル重複確定スイカスベリからのベル揃い)
13G  7 (単独)
133G MB(スイカ重複)
6G   7 (スイカ重複・・・予告音逆押し生入り)
55G  V (単独)
89G  V (単独・・・予告音無し、消灯無しでリリベ炸裂)
45G  V (単独・・・ただ直前にリプは揃ってたけどね・・・汗)
66G  V (単独、旧予告音)
154G 7 (スイカ重複)
11G  7 (単独)
78G  V (単独「スペシャルコード」)
255G V (リプレイ重複・・・スパーク&2落雷&五月雨)
54G  V (単独)
104G 7 (単独)
287G 7 (スイカ重複)
355G 7 (スイカ重複・・・スパーク3落雷帯電せず・・・)
21G  V (特殊14枚重複・・・予告音無し、消灯無し・・・1/20万らしいです)
4G   V (単独「第3停止龍」)
89G  V (リプレイ重複、予告音無し3落雷帯電)
37G  7 (単独「スペシャルコード」)
40G  閉店ガラガラ(笑)

2803G B19(1/147) MB4(1/700) 3236枚(等価)

ま・・・6でしょうね(苦笑)
データ見てもらえればわかると思いますが「スペシャルコード」は、どうやら100G内の
BIG3連「プレミアムエンディングコード」を、設定によって書き換え確率を変えている
みたいですね。
感覚的にですが、設定6だとプレミアムエンディングの4回に1回はスペシャルコードに
書き換わってる気がしてます。

つか・・・今考えると重複の引きが尋常じゃないですね・・・
リプレイ重複を会社帰りに2回引けてるのは、自分でも驚きますが(笑)

 

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